茅野市高齢者福祉センター塩壺の湯「ゆうゆう館」

本施設は隣接する源湯からの温泉を利用し入浴場と、大広間・「憩の広場」を利用して機能回復訓練・会話の場を用意しお年寄りの心身ともの健康を図る施設として建設された。
本館棟の特徴
- S造躯体に外壁に湿式外断熱を施し、屋根も高断熱化。南側屋根面には太陽光発電駆動のOMソーラーパネルを設置し暖房の一助とした。又、玄関ホールに唐松ストーブを設置、当地で入手の容易な唐松の薪でお年寄りに暖かさを体感してもらう様演出
- 南側に流れる藤原川に向けて広い開口を設け外部にウッドデッキを配置、内部からのロケーションとウッドデッキを利用した多様な楽しみが出来るよう設えた
浴室棟の特徴
- 地階に浴室給湯・暖房関連機器を格納し、1階部分を浴室としている。RC躯体に蓄熱・保温させる様本館棟同様湿式外断熱を施した。
温泉等の設備
温泉源湯は隣接する「塩壺の湯」と共同引湯の為湯量が限られている上、25℃と湯温が低い。今回の設備では温泉昇温ボイラー(既存ボイラーの再利用)の設置により昇温させ浴室に送っている。
温泉利用設備フローは別ページ(PDF:689KB)をご覧ください。
DATA
所在地 | 長野県茅野市 |
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構造 | 本館棟(1F-S)、浴室棟(1F/B1F-RC) |
延べ面積 | 1,380㎡ |
竣工年 | 2014年 |