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実績紹介

岡谷西部中学校 改築工事 管理教室棟

概要

この工事は昭和33年に建設された旧校舎が、平成15年に実施した耐震診断において、「改築が望まれる」と判断されました。これを受けて改築の運びとなりました。改築部分の用途が生徒のホームベースとなる普通教室と学校管理機能の中心の職員室・事務室等で有った為、仮設校舎建設・既存校舎解体・学校機能の引越し・校舎建設、そして学校機能復旧という流れの工事となりました。
生徒が通学しながらの工事の上、狭隘な敷地の為、安全性には特に配慮し、建設された施設です。

外部仕上げ特徴

外壁は外断熱(湿式工法)・外部取付き建具はLOW-Eペア(強化ガラス)の仕上げとし、屋根は水平スラブの上に断熱材300ミリを敷込み鉄骨母屋組、緩勾配の金属屋根葺きとします。これにより、改正省エネ基準に合致した建物ととし、外部に断熱材仕上げをすることにより建物の長寿命化を図りました。
外部開口は内部間仕切りの開口配置と調整し、自然の風の流れを利用したすごし易い学習環境になるよう考慮しています。

内部仕上げ特徴

教室の寸法は黒板に対して広く9.6m奥行8.0mを標準とし、文部科学省基準74.0㎡より広い面積を確保。又、巾を広く取る事により、新JIS基準の机が8列並ぶ事が出来、目の悪い生徒も黒板を見易くし生徒の集中が図れるように考えました。
床については、ゴムクッション付きの置き床で適度な弾力を持たせ、生徒に優しく怪我しにくい床としています。
壁は、漆喰系の塗装とし、CO2の吸収・VOCの吸着・調湿効果等が期待される材料で、白系統の色調で室内が明るくなるよう考慮しました。又、ICTを利用した授業が増々発展する事を考慮し、無線LAN・教室への電子黒板、プロジェクターの常設への対応・全職員のPHS携帯による防犯対策等を考慮しました。  

その他の工事について

この工事と合わせ、旧校舎のトイレを乾式トイレで、以前の和便器仕様を、今の子供の生活スタイルに合せた洋便器にリフォームしました。
又、この工事に合せて、第2体育館・プールの改築・校庭の整備を進めています。

DATA

所在地 長野県岡谷市
竣工年月日 2016年
延べ面積 2,218.6㎡
構造 管理教室棟(3F-RC)